2012年2月12日日曜日

夜のゲーム大学7 ~1限目「アナグラのうら」 講師:飯田和敏~

  「祝って!」という言葉とともに会場は拍手に包まれた。 飯田さんが手がけた日本未来科学館の常設展示「アナグラのうた~消えた博士と残された装置~」が、第15回文化庁メディア芸術祭エンタテインメント部門優秀賞を受賞したのだ!
 

 「これをとったらくいっぱぐれない賞」と冗談めかして言いながら嬉しそう。「芸術か? と思ってたけど、やっぱ芸術だった!」
 

 日本未来科学館でサイエンスコミュニケーターをしている三ツ橋さん(...愛称ミチュハシ)がゲスト。
 

 「アナグラのうた」では、体験者がとった行動が情報として記録されていく。集まった情報はまとめられ、最後に歌となってボーカロイドが歌ってくれるのだ。誰かと同じ行動をとらない限り、あなただけの歌が聞けるというわけ
 

 「アナグラのうた」で起きる現象や体験者を間近で見ている三ツ橋さんのお話を交えながら、実際の映像を鑑賞。
 

 「(体験者同士が)近づきすぎると情報が消えちゃったり。でも、それも計算されてたんですよね?」共に演出・制作を手がけた犬飼さんの発言に「あと、バグもありますね」と即答。
 

 平日夜の阿佐ヶ谷ロフトAに集ったお客さんも、壇上のやりとりに笑い声を上げる。
 

 「伝えたいことは情報共有パワー!」空間情報科学を用いた「アナグラのうた~消えた博士と残された装置~」は日本未来科学館にて2016年まで5年間の常設展示が予定されている。

(2011/12/21)

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